2020/08/05
日々のこと
熱中症に気を付けて!
青葉台駅から徒歩9分、駐車場も完備している
天命堂しらとり台はりきゅう・整骨院です。
この季節最も気を付けて頂きたい病気が、熱中症
●熱中症はなぜ起こるか
私たちの身体は、心臓や脳などを絶え間なく活動させているため普段の生命活動で様々な熱を発生させています。
体温を維持するためには、血液が身体を巡回していて常に熱を生み続けていますが、暑さで体温が上がり過ぎると、体温を下げるために自律神経に働きかけて血管を広げてより多くの血液を皮膚に流し、汗をかかせて身体を冷やそうとします。
しかし、身体を冷やすために皮膚に流す血液量が増え過ぎると、消化器や内臓などの血液量が不足することになります。
これが熱中症の症状のひとつである吐き気につながるのです
●熱中症による筋肉痛やけいれん
実は、身体を冷やすためにかく大量の汗が、筋肉痛やけいれんの原因になっていることもあります。
汗には、塩分やナトリウムが含まれていますが、カリウムも同時に含まれています。汗をかきすぎることによってカリウムが欠乏すると、筋肉痛やけいれんなどの症状を起こすのです
これはカリウムに、細胞内の体液の浸透圧を一定に保ち筋肉機能を調節する役割があるからです。
では、このように熱中症が原因で吐き気や筋肉痛、けいれんなどの症状が起こった場合にはどのように対処すれば良いのでしょうか?
①まずは早急に身体を冷やす!
いち早く体温を下げるには首の頸動脈や太もも、脇の付け根など太い血管が通っている箇所を重点的に冷やすのが効果的です。
②水分や塩分を摂取
カリウムを補給するためにイオン飲料や経口補水液を飲みましょう。なければスポーツドリンクや麦茶に塩(1リットルに対して1~2グラム)を入れた物でも構いません。
このとき、気を付けなければいけないのが、早く症状を改善させようとして、急いでこれらの飲み物を飲んでしまうことです。
吐き気をもよおす原因には内臓や消化器の血液不足があるので、一度に大量に摂取することで症状自体を悪化させてしまうことがあります。どんなに急いでいても一口ずつ飲むようにしましょう。
もし、上記の対処をしても、少しずつの水分の補給さえ受け付けなかったり、十分な水分補給にもかかわらず、汗をかかなくなってしまっていたり、目や肌が異常に乾燥している場合は、すぐに救急車を呼ぶか、医療機関の診察を受けられることをおすすめします
少しでもおかしいなと症状を感じたときには、すみやかに対処しましょう
最後に、熱中症にならないようにするためには、
・外出時には水筒やペットボトル飲料を持ち歩き、こまめに水分補給をする。
・室温が28度を超えないようにエアコンをONにしておく。
などの予防策が肝心です。
まだまだ暑さは続きますが、しっかりと熱中症対策をして、長い夏を乗り切りましょう